2021.02.23 Tuesday
2021.01.16 Saturday
2021!いきなり猫のHOWTO TNR
2021年となりました。
今年も凸凸製作所をよろしくお願い申し上げます。
今年はコロナが収束して少しずつでも以前のように気兼ねなく人と会えたり、行きたい場所へ行けますように。
そんでもっていきなりですが、猫のTNRについて。
昨年末からどうぶつ基金さんの無料チケットを発行していただき、地域で増えてしまった野良猫さんのTNRをさせていただいています。
どうぶつ基金さん、TNRについての説明はここでは割愛させていただきますね。
どうぶつ基金→https://www.doubutukikin.or.jp
私がやったTNRの流れを、ざっくりと記しておこうと思います。
(パソコンの不調でスマホから記事を書いているのですが、画像がなぜか横になったりしてます(・・;)見辛くてゴメンなさい。追々修正します)
個人でなんとかしてあげたい野良猫さんがいるけど(無料チケットがあってもなくても)、どうしたら良いか分からない…という方のお役に立てたらと思います。
まずは病院へTNRである旨を伝え手術の予約。(無料チケットの時はあらかじめ指定した協働病院へ予約)
手術の前日の夕方に猫さんを捕獲してケージへ。
猫さん、閉じ込められると思わぬ力を発揮して、ケージをこじ開けて逃げ出したりします。
組み立て部分や扉はネジネジ?針金?で6,7ヶ所固定します。念には念を。
私もせっかく捕獲した猫さんを車に入れて、他の猫を狙っている間にケージをこじ開けられ、車内で逃げられてしまったことあり。
パニックって凶暴化していたので、泣く泣く車外へ出しました。(後日捕獲してTNR済)
私は自前のケージが1台ありますが、この時は2匹のTNRだったので、事前に市役所でお借りしました。
(お住まいの自治体でケージの貸出しをしている場合があるので要チェック)
基本、捕獲したらリリースまで手術の時以外にケージから出すことはしません。
このタイプのケージは下のトレーを抜き差しできるので、お世話するのに便利です。
連れ帰ったら、シーツを整え、フードとお水を用意して、布をかけて周りが見えないようにします。
(トレーの高さ位のお皿を用意)
(移動時なども布をあげると落ち着きます)
病院によって前日22時や0時から絶食の指示が出るのでしっかり守り、指定の時間にはフードを片付けます。
ペットシーツはそのままでは、すぐにグシャッとなるので、新聞紙を2枚折り畳んで裏をテープで固定します(これでもグシャッとなる時はなりますが…)
ケージは大きくはないのでトイレは置いてあげられません。
ウンチやオシッコをしたら下のトレーを引き出し、新しいシーツに取り替えてあげます。
床付近の格子は大きめなので、ここから逃走しようとする猫さんもいます。
これは充分ではないけど、取替時は段ボールなどなどで覆って隙間ができないようにします。
私は作業場で猫さんを管理しています。
作業場がまだ無かった頃は車にお泊まりいただきました。暑過ぎたり寒過ぎたりしない季節だったので。。
お風呂場やガレージなど、それぞれの状況で気温に注意してあげたら良いと思います。
さてさて翌朝。
病院によっては、洗濯ネットに入れて来るよう指示されます。
威嚇して触れない猫さんは、ケージの外から長い棒を上手く使ってネットに入ってもらいます。
(猫は狭いところに入っていく習性があるので、チャック部分を広げて顔に近付けていくとすんなり入って行くれたりします)
布をかけて、病院の指定された時間にgo!
受付をしたら、体重を計ったり、病院によってはノミの駆除薬を投薬してもらいます。
(ワクチン必須のところもあるのかな?その辺りは各病院に要確認)
これで猫さんをお預けして一旦帰宅。
朝にお預けしたらだいたい14時以降〜夕方に連絡が入り迎えに行きます。
避妊・去勢手術を受けた印に、耳先をカットしてもらい、さくらねこになりました。
(麻酔をしてる間にカットするので痛くありません。可哀想に思う方もいるかもしれませんが大事な印!)
私がお世話になっている動物病院の先生は超べテラン♪手術跡も小さくて綺麗です。
(この子はメス。お腹の毛をバリカンで剃られてから手術をしてもらいます)
抜糸の必要のない糸で縫われるので、また病院に行くことはありません。
連れて帰り、手術した所が開かないか、舐めこわしたりしないかチェックしつつ、もう1泊していただきます。
(通常、エリザベスカラーや術後服は着せません)
迎えに行った時点で麻酔は覚めているので帰宅後ご飯をあげます。
麻酔の影響であまり食べない場合も多々あり。
翌朝まで何度か様子を見てあげて、傷の回復のためできれば美味しくて栄養のあるフードをたっぷり食べてもらって、いよいよ元の場所にリリース。
ケージを開けるとパニックって車道に飛び出す子もいるので、車の通らない所で注意しながら出してあげてください。
場所が特定されないために、リリース時の画像は掲載を省かせていただきます。
後日様子を見に行くと、最初は警戒しつつも顔を見せて、お腹を見せて甘えてくれました。
(虐待防止のため、あまり人馴れしない方がベストです)
触れる子なら手術痕が化膿したりしてないかチェック。
細いことを挙げるともっとあるかもだけど、ざっとした流れを紹介しました。
自身、TNRはど素人だったけど、琉球わんにゃんゆいまーるさんの集団TNRのボランティアに参加してから勇気をいただき、個人でTNRが出来るようになりました。
A地点(2016〜)
個人で12匹
協働病院が出来てから無料チケットで3匹
B地点(2020末〜)
無料チケットで5匹
来月2匹予定
哀しいけど、A地点でご飯を食べに現れるは昨年ぐっと減って4〜6匹となりました。(それだけ野良猫さんたちが生きていく事は過酷…( ; ; )
B地点はA地点から徒歩3分くらいのエリアで、餌やりさん宅曰く1匹のメスから1年ほどで増えた模様。(この一匹さえ避妊していたら、、、まあ、今言ってもしゃあなし(・∀・)
TNRの理念?として、
すぐやる
みんなやる
ずっとやる
という三つの事が大切なようです。
ほんと、これ全部を長期的に見守らないと、せっかくの苦労もあっという間に元の状態に戻ってします。
野良猫さんの多い沖縄。少し足を延ばせば、このくらいのコミューンはいくらでもありそう、、、猫さんに会うのが怖くて散歩ができません…orz
個人で頑張っても限界があるので出来れば数人で、理想を言えば区(字?)の地域全体的で、更に理想を言えば市町村で、究極の理想を言えば都道府県で、国で!、猫が好きな人のためにも、野良猫さんに困っている人たちのためにも、野良猫さんがいなくなる日本になるといいな。と願っています。
今回、私はどうぶつ基金さんの無料チケットで無料で手術していただきましたが、お世話になった動物病院での一般TNRの避妊・去勢手術費用は
オス3300円
メス5500円
ノミ駆除薬は必須で550円(事前に自分で投薬出来ていれば不要)
ワクチン接種は2750円。任意ですが、野良猫ちゃんのこれからの猫生のためには接種をお勧めとのこと)
耳カット必須。
昨年末、首里から西原町へ移転された「みやざわ動物病院」さんにお世話になりました。